「ブルース・ブラザーズ」はミュージカルでありながら、派手なカーチェイスありのアクション映画、面白おかしいコメディー映画でもある作品です。
監督は、「星の王子ニューヨークへ行く」や映画版「トワイライト・ゾーン」の第1話、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のMVなども手掛けたジョン・ランディス。
ジョン・ベル―シとダン・エイクロイド演じる ブルース・ブラザーズ は、彼らがレギュラー出演していたアメリカの人気TV番組「サタデー・ナイト・ライブ」内でのキャラクターで、そのキャラクターを用いてつくられたのが本作品です。
ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドは「 ブルース・ブラザーズ 」が日本で公開された1981年には来日も果たしました。
しかし、翌年の1982年には人気絶頂だったベルーシが薬物過剰摂取により33歳の若さで他界。
一方、エイクロイドはその後も「ゴーストバスターズ」や「スパイ・ライク・アス」などで出演だけではなく脚本も手がけて活躍を続けていきました。
この映画には、ちょい役でスティーブン・スピルバーグやピーウィー・ハーマンことポール・ルーペンス、ツィギーなども出演しています。
映画「ブルース・ブラザーズ」あらすじやラストネタバレは?
ジェイク・ブルース(ジョン・べルーシ)は刑務所から出所。刑務所の外では弟のエドウッド(ダン・エイクロイド)がパトカーでお出迎え。
ブルースモービルと呼んでいた俺たちのキャデラックはどうしたのかと聞きくジェイクに、エルウッドは、キャデラックはマイクを買うために下取りに出してしまい、ただ同然でこの中古のパトカーを手に入れたと答えます。
不満げなジェイクにパトカーの凄さを、跳ね橋で華麗なジャンプをきめて証明してみせるエドウッド。
ふたりはそのまま子供の頃に世話になったカトリック系の児童養護施設のシスターに、ジェイクの出所報告をしに行きます。
そこでシスターから固定資産税の5千ドルを11日以内に支払わいないと、この施設は閉鎖になると聞かされます。
二人はなんとか自分たちが5千ドルを調達すると彼女に申し出ますが、シスターは法に反した汚いお金は要らないと二人を叩き出し、自分の罪を償うまでここには来るなと言われます。
この施設にいる時に、父親のようにふたりの面倒をみてくれた雑用係として働くカーティス(キャブ・キャロウェイ)にも再会。
彼から教会に行くことを進められ、二人はしぶしぶジェイムス・クリオウファス牧師(ジェームス・ブラウン)の礼拝に出向きました。
礼拝に参加している時、教会の窓から神々しい光が差し込み、その光に照らされたジェイクは、昔の自分のバンド、ブルース・ブラザーズ・バンドを復活させ、それで5千ドルを工面するというアイデアを思いつきます。
彼はこれは神から自分たちに与えられた使命だと信じ、早速ブルースモービルに乗り込み、エドウットと共に昔のバンドメンバー達がいる場所を訪ねます。
しかし、昔の未払いのギャラの問題などもあり、バンドを組むのを渋るメンバー達。
それでもなんとか彼らを説得。
メンバーが出揃ったところで中古楽器店に向かい、付けで楽器もそろえました。
こうして着々と準備を進めていくブルース・ブラザーズですが、彼らは行く先々で次々と敵を作り、トラブルに巻き込まれていきます。
シカゴ警察、ネオナチ集団、バズーカや爆弾を使って彼らの命を狙う正体不明の女性(キャリー・フィッシャー)、ジェイクが騙したバーのオーナーや、そのバーで演奏する予定だったバンドマンの一団から追われる羽目に。
ブルース・ブラザーズ・バンドはサウナで昔のエージェントのスラインと会い、彼にコンサート会場のパレスホテルの手配を頼みました。
大きなスピーカーをブルースモービルにくくりつけ町中を練り歩き、ビラやポスターも使ってコンサートの宣伝をするふたり。
この間にも、このコンサートのことを知ったふたりを追う面々も彼らを捕まえようとパレスホテルに向かいます。
何とか追っての目を潜り抜けステージでスタンバイしている他のメンバー達と合流、コンサートが始まりました。
満員の会場は彼らのパフォーマンスで大盛り上がり。コンサートは大成功。
レコード会社からは契約の依頼があり、契約金の1万ドルを現金で手渡されます。
ふたりはその内の5千ドルを受け取ると、残りは楽器の調達をした店への支払い、バンド仲間へのギャラにしてくれるよう頼み、税金を納めるためにシカゴに向けて出発します。
激しいカーチェイスの末、何とかふたりは無事にシカゴ市役所に到着。
固定資産税を収めて孤児院は無くならずに済んだところで、ふたりの腕には手錠がかけられ御用となりました。
ラストはブルース・ブラザーズ・バンドが刑務所の食堂でエルビス・プレスリーの「監獄ロック」を囚人と共に歌って踊って終わります。
予告編はこちら。
ブルース・ブラザーズと言えば音楽です!CDもAmazonや楽天市場で購入できます。
ゴーストバスターズに関してはこちらの記事で紹介をしております。
映画「ブルース・ブラザーズ」口コミは?
映画音楽で踊ってみた。
『ブルースブラザーズ』(1980)から
アレサ・フランクリンの「Think」
ソウルのリズミカルなテンポと、アレサの力強い歌声で踊れるの、めちゃくちゃ楽しい。#映画好きと繋がりたい#洋画好きと繋がりたい pic.twitter.com/aXjAyLLE0Q— こうすけ〜癒しの食材屋〜 (@epicerie_doux) January 15, 2022
アクションシーンもふんだんにあるコメディ映画です。アレサ・フランクリンなど豪華なアーチストがパフォーマンスを披露しています。
映画「ブルース・ブラザーズ」裏話は?
映画の中ではブルース・ブラザーズだけではなく、ジェームス・ブラウン、レイ・チャールズ、アレサ・フランクリンなど豪華な顔ぶれのアーティスト達がパワフルなパフォーマンスを披露しています。
彼らのような大物ミュージシャンでも、映画の中で繰り返し撮影される口パクパフォーマンスには苦労したとされています。
また、車と車がぶつかりあい宙を飛ぶ、迫力のカーチェイスがふんだんに盛り込まれたこの映画は、なんと100台以上もの車を廃車にして撮影が行われたそうです。
ショッピングモール内でのカーチェイスのシーンでは、実際モールだった廃墟を使っての撮影。だからこそ、あそこまでモール内の何もかもをなぎ倒しての、ど派手なシーンができあがったのかもしれません。
「ブルース・ブラザーズ」は音楽もアクションも、そしてジェイクとエルウッドの独特なキャラクターの魅力も楽しめる、欲張りな映画です。
ブルース・ブラザーズ はAmazonプライムビデオで動画配信でも視聴する事ができますよ。
1980年代映画はこちらの記事でも紹介をしているので併せてご覧ください。
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