「666」のアザを持つ「悪魔の子」ダミアンに翻弄される大人達の恐怖を描いた傑作オカルトホラー映画、1976年アメリカで製作された「オーメン」をご紹介します。
作中で使われる楽曲は作曲家ジェリー・ゴールドスミスが担当し、アカデミー賞作曲賞を受賞しました。
「オーメン」をはじめてみた時は本当にホラー映画として秀逸な作品だとうなりました。
最怖ホラーの1つとして呼び声も高い「オーメン」の1作目を紹介していきます。
映画「オーメン」(1976)あらすじやラストネタバレは?ストーリーを結末まで解説!
映画「オーメン」あらすじやラストネタバレは?
6月6日午前6時ローマ、外交官のロバート・ソーンは死産した我が子の代わりに、同時刻に誕生したある男の子を養子として引き取りました。
その事は妻のキャサリンには秘密にし、その男の子に「ダミアン」と名付けます。
駐英大使に任命されたロバートでしたが、ダミアンの5歳の誕生日に、乳母が首つり自殺をします。
ロバートは大使館で記者が集まる中、写真家のジェニングスとぶつかり、カメラを壊してしまいます。
弁償を申し出るロバートに「いいえ、貸しにしておきます」と断るジェニングス。
さらに大使館にローマからやって来たブレナン神父から「ご子息の出産に立ち会った。あの子の母親を見た」と告げられます。
その後、死んだ乳母の代わりに派遣されたと自称する新しい乳母がやって来て、乳母はダミアンに「そなたを守りに来た」と微笑みます。
再びブレナン神父が来て奴は悪魔の子だと告げますが、ロバートは聞く耳を持ちません。
そしてブレナン神父は雷に打たれた避雷針に串刺しにされて死んでしまいました。
悲劇は続きます。キャサリンがダミアンの三輪車と衝突し、落下したことにより流産してしまいます。
そこへロバートの元にジェニングスから連絡がありました。
彼のアパートへ行くと、死んだ乳母と神父の生前の写真には予兆が写っていたと聞かされます。
「本当の息子は死んだ。今の子は誰の子かもわからない」と告白するロバートに協力を申し出るジェニングスでしたが、ロバートは「これは私の問題だ」と断ってしまいます。
そんなロバートへジェニングスは「私の問題でもある」と言い写真を見せました。
そこには首に亀裂がはいったジェニングスが写っていました。
2人はダミアンの謎を暴くため、ローマへ向かい古い墓地に辿り着きました。
そこには6月6日に死んだ者の2つの墓がありました。
そこには白骨化した犬の死骸と、頭部に穴の開いた赤子の亡骸がありました。
自分の息子が死産ではなく、殺されたと知ったロバートは入院中のキャサリンにロンドンを離れるように伝えます。
その直後キャサリンは乳母に突き落とされて死んでしまいました。
ある学者から、悪魔の子を確認する方法と短剣を受け取ったロバートでしたが、ダミアンを殺すことを躊躇し、短剣を投げ捨てます。
ジェニングスが短剣を拾おうとした時、トラックの荷台から滑り飛んだガラス板によってジェニングスの首が飛ばされてしまいました。
覚悟を決めたロバートはダミアンの髪を切り、頭に「666」のアザを見つけます。
そこへ新しい乳母がロバートを殺そうと襲いかかりますが、アイスピックで返り討ちにします。
ロバートはダミアンを教会へ連れて行き、祭壇でダミアンを刺し殺そうとしたところで、警官に射殺されてしまいます。
ロバート夫妻の葬儀が行われ、大統領に引き取られたダミアンが不気味に微笑み物語は幕を閉じます。
予告編はこちら。
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ストーリーを結末まで解説!
「666」という数字は新約聖書にある獣の数字とされています。
ラテン語で「神の子の代理」とも読み取れるこの数字を「悪魔の子」の証拠として置き換えています。
キリスト教や悪魔崇拝などから連想されるオカルト要素をベースに、「ダミアン」という謎を追うミステリーが展開されます。
そこへ多彩で、時にはスプラッタ的な人の
死を加えて一つのホラー映画にまとめ上げています。
「オーメン」はシリーズ化していて4作品が続いております。
リブート版に(2006年)ドラマシリーズ(2016年)もあるのですべてみるのもおすすめです。
名優グレゴリー・ペックにも注目
ローマの休日のオードリー・ヘプバーンの相手役として日本で知っている方も多い名優グレゴリー・ペックが「ホラー映画」に出演したという事でも話題になった映画です。
グレゴリー・ペックの出演でいっきに映画の格が上がっているのも面白い点ですね。
アカデミー賞を受賞したホラー映画
ホラー映画というとB級というイメージを持っている人も多いですが、「オーメン」はホラー映画んがら、アカデミー賞を取った記念すべき映画でもあるのです。
ジェリー・ゴールドスミスによるサントラはアカデミー賞作曲賞を受賞しました。
サントラはAmazonで購入ができます。
ホラー映画に関してはこちらの記事でも紹介をしているのであわせてご覧ください。
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