「クワイエット・プレイス」あらすじやネタバレは?結末解説!怪物の正体は?

「音を立てたら、即死。」

ジョン・クラシンスキー監督が仕掛ける音を立ててはいけない系サイレント・ホラー映画、2018年公開「クワイエット・プレイス」をご紹介します。

主演は一家の母親役を熱演するエミリー・ブラント。

監督であり夫役としても出演しているジョン・クラシンスキーとは実生活でも夫婦です。

うろたん
うろたん

現実の夫婦が演じる、家族の絆や親子の心の行き違いも本作の見どころとなっています。

2021年6月18日に全国公開されたばかりの続編「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」に繋がる本作についてあらすじやネタバレ解説をしていきます。

クワイエット・プレイスあらすじやネタバレは?

宇宙から飛来した謎の怪物によって人類は絶滅寸前まで追いやられていました。

怪物達は視覚が無い代わりに異常に発達した聴覚を持っており、その聴覚で僅かな物音を感知し、音を出した人間をすぐさま襲う特性があります。

そんな荒廃した世界をアボット一家は手話を使い、歩く先に粉をまきながらなんとか音を立てないように生き抜いてきました。

ある日スーパーで物資の調達をしていたアボット一家。

音の鳴るスペースシャトルのおもちゃを手に取った末っ子のビュー(ケイド・ウッドワード)でしたが、父のリー(ジョン・クラシンスキー)にたしなめらておもちゃをスーパーに置いていくことに。おもちゃを諦めきれずにいた弟を可哀想に思った聴覚障害を持つ長女のリーガン(ミリセント・シモンズ)はこっそりビューにおもちゃを渡してしまいました。

帰り道の途中橋を渡ろうとしたその時、最後尾を歩く末っ子ビューがおもちゃのスペースシャトルを鳴らしてしまい、無惨にも怪獣に惨殺されるという衝撃的な事件が起こります。

物語冒頭での子供の死という衝撃的な出来事により、音を立てるとどうなるか、そして誰がいつ殺されてしまうかわからないという緊張感を示されます。

(C) 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

アボット一家に起こった悲劇から1年後、長女のリーガンは弟を死なせた責任を感じ、さらに父親のリーとは気不味い関係になっていました。

リーは一家を守るため、無線機を作り助けを呼び続け、聴覚障害を持つリーガンのために独学で補聴器を作り続けていたが失敗を繰り返していました。

リーは息子のマーカス(ノア・ジュープ)にサバイバル技術を教えようとするがそのことに乗り気じゃないマーカス。

そして母エブリン(エミリー・ブラント)は子供を身篭り出産を間近に控えていました。

(C) 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

長女リーガンの先天的な聴覚障害という設定ですが、一見この物語のルールに対してハンデのように思えますよね。

しかしアボット一家がここまで生き延びてこられた要因として日常的に手話を使っていたことも大きいとも考えられます。単なるマイナス面の舞台装置として聴覚障害を使うのではなく、リーガンのおかげで家族が救われたという構図になっています。

そんな娘に対し、父親のリーは愛情を上手く伝えれずにいます。

新しい補聴器を渡しても鬱陶しがられ、リーガンの安全の為に母親の側にいてほしいという気持ちも、リーガンからすると一人前に認めてもらえないと思われてしまいます。

(C) 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

さて、父親からサバイバルを教わる為に外へ連れ出された弟マーカスですが、やはり外へ出るのを怖がっています。

そんな時、妊娠している母親エブリンが予定日より早く破水してしまいました。

クワイエット・プレイス結末解説

破水したエブリンは出産の準備に入る為、音を遮断出来る地下室へ向かいますが、階段から飛び出した釘を踏んでしまい思わず声を上げます。

自らの身の危険を家族へ知らせる為にアラートランプを点灯させますが、家には2体の怪物が侵入してきました。

(C) 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

異変に気付いたリーは、怪物の気を逸らす為にマーカスへ花火を打ち上げるように言います。

マーカスは勇気を振り絞り花火を上げ、リーは母親の待つ家へ走ります。

花火の音に合わせ、なんとか無事出産を終えたエブリンは合流した父親と共に安全な地下室へ。

赤ん坊に酸素マスクをつけ籠の中に隠したリーに対し、「子供達を守ってほしい」エブリンが伝えます。

外で合流していたリーガンとマーカスは、怪物から逃げ回り、危機一髪のところでリーが駆けつけます。

子供達を救う為手話で「愛してる」と伝えたリーは大声を出し、自分の命と引き換えに子供達を守るのです。

リーガンとマーカスは家に戻り、母親と合流します。初めて父親の部屋に入ったリーガンは、今までいくつもの補聴器を作っていた父親の愛情を理解しました。

さらに補聴器がハウリングを起こしたことで、その音が怪獣達の動きを止める事がわかり、エブリンが笑顔を浮かべながらショットガンに弾を込めたところで物語は幕を閉じます。

(C) 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

人間や動物の出す音だけに反応する怪物の設定が曖昧なところや、ストーリーが多少強引な部分もありますが、初めから最後まで緊張感が持続し、家族の愛情と子供達の成長を描きながらホラー映画として盛り上がっていく脚本・演出は見事でした。

予告編はこちら。

(C) 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

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もちろんAmazonプライムビデオでも視聴可能です。

怪物の正体は?

(C) 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

クワイエット・プレイスに登場する怪物ですが、本作中の小さな記事からメキシコに落下した隕石が起因だと考えられます。

特徴としては、視覚が無く聴覚が非常に鋭いということ。

そして音を立てた生物に一瞬で襲いかかります。

弱点はリーガンが付けていた補聴器によるハウリングで、本作では基本的に逃げ回っていただけですが、続編では怪物達への攻撃手段として使われている可能性が高いですよね。

最新作公開中!「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」の予告編はこちら。

(C) 2020 Paramount Pictures. All rights reserved.

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