映画「グラン・ブルー」あらすじや最後ネタバレは?ラストまでの内容も解説!

海は青く美しく、深い海中には別世界が広がっています。

海がこれほどまで美しく神秘的に撮られている映画もなかなかありません。

イタリアとフランスの合作映画「グラン・ブルー」は、「レオン」や「LUCY/ルーシー」のリュック・ベッソンが監督。

出演はジャン=マルク・バール、「レオン」でも主演を務めたジャン・レノ、「マドンナのスーザンを探して」や「パルプ・フィクション」に出演のロザンナ・アークエット。

この作品は実在のダイバー、フランス人のジャック・マイヨールとイタリア人のエンゾ・マイオルカをモデルに、物語自体はフィクションで作られ、フランスでは大ヒットとなりました。

うろたん
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超名作なので観てないなら必見!

映画「グラン・ブルー」あらすじ

エンゾ・モリナー(ジャン・レノ)リとジャック・マイヨール(ジャン=マルク・バール)

1960年代、ジャック・マイヨールとエンゾ・モリナーリはギリシャのアモルゴス島で子供時代を過ごしました。ふたりにとって海は絶好の遊び場です。

エンゾはよく友達と素潜り競争をしたりして遊んでいましたが、彼の友達の中にはエンゾにかなう子はいませんでした。

そんなエンゾも、普段あまり一緒には遊ばないジャックも素潜りが得意という事を知っていて、彼には一目置いていました。

そんなある日、ジャックの父親が海に潜り食用の貝などを取っている時に事故で亡くなります。

1980代、成長したジャックとエンゾはそれぞれの地でフリーダイバー、いわゆる酸素ボンベなど呼吸をするための器材を付けずに水中に潜るダイバーになっていました。

エンゾはフリーダイビングで水中に潜り距離や時間を競う世界大会での記録保持者でした。そんなエンゾですが、いつかはジャックを探し出し、彼とこの競技で競い合うことを望んでいました。

一方で、冷たい水の中でも平気で潜ることが出来たり、生体は人間よりもイルカに近いともいわれたジャックは科学実験に協力したりしていました。

ニューヨークの保険会社で働くジョアナは仕事でペルーへ行き、そこで実験に参加していたジャックと出会い、彼に惹かれてしまいます。

ニューヨークに戻ってもジャックのことが頭から離れないジョアナ。

そんな時、ジャックがシチリア島で開催されるフリーダイビングの世界大会に出る事を耳にして、仕事と偽りジャックに会うためにシチリア島に向かいます。

そこでジャックとジョアナは再会、めでたく恋人同士となります。

このフリーダイビングの大会にはもちろんエンゾも出場。

こうして、良き友人でもありライバルでもある2人のフリーダイビング記録への挑戦が始まりました。

予告編はこちら。

(C) 1988 GAUMONT

「グラン・ブルー」デジタルレストア版はAmazonプラムビデオU-NEXT、ブルーレイで観る事ができます。

 

映画「グラン・ブルー」最後ネタバレは?ラストまでの内容も解説!

(C) 1988 GAUMONT

大会ではジャックはエンゾよりも1メートル深く潜り、エンゾの記録をぬりかえます。

しかし、そのあと今度はエンゾがジャックの記録を上回ります。

その記録をまたジャックが更新。

こうして記録への挑戦はだんだんエスカレートしていき、人間の極限を越える領域になります。

人間離れの身体の持ち主であるジャックには当然敵わないエンゾ。

そしてついにエンゾは自分の限界を超えた挑戦に挑み、自らを死に追いやることになります。

水中からジャックに救出されたエンゾはジャックの腕の中で、自分の居場所は陸よりも海中、自分を海の中に連れて行ってくれるようジャックに伝えます。

ジャックは彼の最後の望みを受け入れて、エンゾを深い海の中に連れて行き、静かに彼の亡骸を水中に放します。

その後ジャックは水中で心拍停止におちいり、助け出され一命は取り留めたものの安静を余儀なくされます。

ベットで寝ているジャックですが、彼はいつの間にか水中にいて、イルカたちが彼の周りを泳いでいる幻覚を見ます。

その頃、ジョアナはジャックとの子を妊娠していることを知ります。

病院から戻ったジョアナは鼻と耳から血を流して放心状態のジャックを見つけ、慌ててジャックを助けようとしますが、ジャックは起き上がりボートへとむかいました。

自分がジャックとの子を妊娠したことを伝え、必死に彼を止めようとしたジョアナですが、

やがてジャックを引き留めることはできないと悟り、彼を自由にさせることにします。

ジャックは暗い海の中に潜って行きます。

真っ暗な深い海の中で彼が静かに漂っていると、どこからともなくイルカが現れ、彼はイルカと共に海中の暗闇にゆっくりと消えていきました。

この映画の中にはジャックがジョアナに、暗く深い海の中で人魚に会えるという話しをするシーンがあります。

人魚に命を捧げるべく真実の愛を示すことができると、どこからともなく人魚が現れ、どこか遠くに連れ去ってくれるというものでした。

これがラストシーンと重なります。

結局、ジャックとエンゾにとっては地上は生きにくく、地上よりも海の中に属し、そこが彼らの心が一番やすらぐ場所だったということでしょうか。

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1980年代映画はこちらでも紹介をしておりますのであわせてご覧ください。

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3歳の父親であり、音楽活動をする傍ら映画や本、サウナにどっぷりハマっております!ミュージシャンとしてはベーシストであり作曲、プロデューサー業をしており、バンド活動も久々に開始いたしました。映画や本、サウナが好きな方に少しでもためになる情報をお届けしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。