1986年4月旧ソビエト連邦のウクライナにあったチェルノブイリ原子力発電所で起きた未曾有の爆発事故を描いた映画です。
監督と制作を手掛けたのは主役を演じるダニーラ・コズロフスキー。
ヨーロッパ全土が核に汚染されるかもしれない恐怖に立ち向かった若き消防士の熱き戦いを、余すことなく描かれています。
制作のアレクサンドル・ロドニャンスキーは、1961年生まれ。キエフ国立映画演劇テレビ大学を卒業し、1983年から監督デビュー。
「父、帰る」(2011年)のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督作「エレナの惑い」(2011年)の製作に参加し、第64回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員特別賞を受賞。
2014年にはロバート・ロドリゲス監督と組み「シン・シティ 復讐の女神」(2014年)をプロデュースしました。
映画「チェルノブイリ1986」あらすじ
若き消防士アレクセイ。元恋人オリガと10年ぶりに再会し、彼女とともに新たな人生を歩みたいと想い願うようになっていました。
しかし、地元のチェルノブイリ原発で爆発事故が発生し、それまでの平和な日常が一変してしまいます。
事故対策本部の会議に出席したアレクセイは、重大な水蒸気爆発の危険が迫っていることを知り愕然とします。
溶け出した核燃料が真下の貯水タンクに達すれば、ヨーロッパ全土が汚染されるほど大量の放射性物質がまきちらされてしまうことになるのです。
故郷のため愛する人々を救うためにタンクの排水弁を手動でこじ開ける決死隊に志願するアレクセイ。
行く手には、想像を絶する苦難が待ち受けて…。
映画「チェルノブイリ1986」キャスト
ダニーラ・コズロフスキー – アレクセイ
若き消防士アレクセイ。
1985年5月生。ロシア モスクワ出身。
サンクトペテルブルク国立劇場芸術アカデミーの演技監督コースに入学。アカデミー在学中に「リア王」のエドガー役で舞台デビュー。「ヴァンパイア・アカデミー」(2014)でハリウッドデビュー。「The Coach」(2018)で監督デビュー。代表作はロシア・アメリカの合作映画「ハードコア」(2016年)で、エイカンを演じています。
オクサナ・アキンシナ - オリガ
アレクセイの元恋人。
1987年生。ロシア レニングラード出身。
「ボーン・スプレマシー」(2004年)「スプートニク」(2020年)など多数の映画に出演。アクション、SF、ドラマなどジャンルを問わず幅広い作品で活躍しています。
フィリップ・アヴデーエフ
1991年生。ロシア モスクワ出身。
「カリーナ、恋人の妹」(2018年)に、出演。
イゴール・チェルニェビチ
1966年生。ベラルーシ出身。
「殺人協奏曲 第9の生贄」(2020年)に、出演。
ラフシャナ・クルコバ
「ミッション・ブレイブ 欧州警察特殊部隊」(2019年)に、出演。
ニコライ・コザック
「ドニエプル攻防決戦1941」(2013年)に、出演。
映画「チェルノブイリ1986」のネタバレ
2019年にHBO制作テレビドラマ「チェルノブイリ」(全5話)が、アメリカ・イギリス・日本(BS スターチャンネル)で、放送されました。ドラマでは、事故発生から「現場検証」、「KGB」、「掃討作戦」、「真実」(各1~5話の題)と1986年に起こったチェルノブイリ1986原発事故の顛末を余すことなく描かれています。
アメリカとイギリスの合作ドラマで、英国人俳優が英語で演じていました。第77回ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門では作品賞と助演男優賞(ステラン・スカルスガルド)受賞。
VODでは、U-NEXT(見放題)アマゾンプライムビデオ(レンタル)ツタヤディスカス(レンタル)で配信されています。
映画「チェルノブイリ1986」では、原発事故発生から終息までを担う一消防士の活躍が描かれています。命をなげうって放射能汚染から全ヨーロッパを救うミッションが感動的に描かれていることでしょう。
チェルノブイリ1986の口コミは?
映画『チェルノブイリ1986』鑑賞。
平和のために従事する人それぞれにドラマがある。主人公の恋愛要素が強く印象に残るが、他の人物が見せる必死の形相にも人生の積み重ねを感じさせられた。
細部へのこだわりからその場に生きる人の痛みが視覚的に伝わってきて、人災の恐ろしさを改めて胸に刻んだ。 pic.twitter.com/Z5ctQ47GAq— かいちょー (@kaicho_nandana) May 21, 2022
色々と考えさせられる映画ですね!
映画「チェルノブイリ1986」
”帰ってきたら海の見える家で暮らそう”だってぇ!
観たいな pic.twitter.com/zVWOfw8ig2— なまあじ鯵人@映画&ゲーム堪能メンYouTube (@ajitwi1) April 28, 2022
前後のストーリーが気になりますね!
まとめ
現在のロシアとウクライナの状況を見ると、もしかしたら公開延期や中止の可能性もある作品です。
センシティブな内容なので、今後劇場側や配給側でも方向性の検討がされる可能性があります。
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