「300<スリーハンドレッド>」シリーズや「マン・オブ・スティール」などのスーパーマンシリーズの監督で知られるザック・スナイダー監督の最新ゾンビ映画。
ジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画の金字塔「ゾンビ」(1978)のリメイク「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004)で長編映画デビューして以来、ザック・スナイダー監督による17年ぶりのゾンビ映画です。
ゾンビ好きは必見かな!?
アーミー・オブ・ザ・デッドあらすじやネタバレ感想は?どんなゾンビが出来てくる?真田広之の出演にも注目!?
アーミー・オブ・ザ・デッドあらすじ
突如大量発生したゾンビをラスベガスに閉じ込め封鎖した人類。
謎の男タナカ(真田広之)からの依頼により、ラスベガス地下の巨大金庫に残された2億ドルの回収を依頼された主人公スコット(デイブ・バウティスタ)はゾンビだらけのラスベガスへ侵入することに。
同じく召集された凄腕だがクセ者集団の傭兵たちと共に統率のとられた大量ゾンビ軍と死闘を繰り広げる。
アーミー・オブ・ザ・デッドのネタバレ感想は?
エルビス・プレスリーの名曲「VIVA Las Vegas」に乗せラスベガスの街をゾンビ達が食い尽くしていく圧巻のオープニングで物語の幕を開けます。
このオープニングだけでもこの映画を見る価値があるんじゃないでしょうか。
元々ミュージック・ビデオの監督をしていた経験を活かした素晴らしいオープニングでした。
さて、ストーリーについてですが序盤は主人公スコットを中心とした仲間集めや、過去にゾンビ化した自分の妻を殺したこと、その出来事によって家族と疎遠にになり娘との間に溝ができてしまったことが描かれます。
さらに政府がラスベガスをゾンビもろとも核攻撃で消滅する計画も絡み、核攻撃が行われる96時間以内に2億ドルの現金を強奪しなければなりません。
このあたりはテンポ良く進んでいくのでこの後の展開に期待しながら楽しく見れます。
中盤以降、ゾンビが大量に隔離されたラスベガスに入っていくんですがこのあたりで少しテンポダウンしてしまうんですよね。
詳しくは後述しますが、ゾンビには大きく分けて3種類のゾンビがいます。
そのゾンビ達の情報を見せながら、同時に傭兵達の個人にも触れていく流れになります。
物語として必要な情報ではあるんですが、そのかわりに展開がスピードダウンしていましたね。
そして終盤での傭兵軍とゾンビ軍とのバトルが始まります。
ここからは見応えあるアクションやゴア描写が満載で「これこれ!こういう映画が見たかった!」と、ジャンル映画としての魅力に溢れています。
父と娘の別れや、クライマックス後の世界へ不穏な未来を予感をさせるラストまで一気に駆け抜けていきます。
どんなゾンビが出てくる?
先述した通りこの映画には3種類のゾンビが出てきます。
「シャンブラー」と呼ばれるノロノロした典型的なゾンビ。
「アルファ」と呼ばれる知性のあるゾンビ。
さらに全てのゾンビの生みの親である「ゼウス」という個体。
このように王、司令官、兵士という構造になっていて、これが「アーミー・オブ・ザ・デッド」というタイトルに繋がっています。
他にはトラのゾンビも印象的でしたね。
ザック・スナイダー監督の「ドーン・オブ・ザ・デッド」ではゾンビ達を走らせたり、ショッピングモールでまるで買い物をしているように物色させたりと2004年公開当時では斬新なリメイクをしていました。
そして今作ではゾンビを軍隊に置き換えていて、古典的なものに新しい発想を加えるのもこの監督の特徴です。
真田広之の出演にも注目!?
日本が誇るハリウッド俳優、真田広之さんの演技にも注目です。
ザック・スナイダー監督が真田広之さんのファンらしいのですが、ラスベガスのカジノの元オーナーという役で、主人公に2億円の強奪を依頼する重要な人物を演じてます。
謎の多い人物像で描かれているんですが登場時間は少なめでした。傭兵メンバーと一緒にアクションシーンを演じる姿も見てみたかったですね。
2021年6月18日公開のハリウッド映画「モータルコンバット」に浅野忠信さんと出演しています。
こちらでは今作で見られなかったアクションシーンにも期待です。
モータルコンバットの冒頭7分が公開中!
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「アーミー・オブ・ザ・デッド」はNetflixで限定配信中です!
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