2020年6月5日から公開となったの映画「ハリエット」のご紹介です。「ハリエット」は実話?あらすじと海外の評判、そして、実際のハリエットの最後のネタバレもご紹介しちゃいます!
主演のシンシア・エリヴォは今作で第92回アカデミー賞主演女優賞と第77回ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされるという快挙を成し遂げました!そんなシンシア・エリヴォは前作ではクリス・ヘムズワースやダコタ・ジョンソンと一緒に「ホテル・エルロワイヤル」という作品に出演していてこの作品はU-NEXTで440ptでレンタルできるので、初月入会無料で600ポイントをもらって無料視聴する事ができますよ!
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映画「ハリエット」は実話?ハリエット・タブマンって誰?
映画「ハリエット」は1849年頃のアメリカを舞台にした奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの激動の人生を描いた伝記映画なんです。
日本人の私たちにはあまり知られていない人だと思いますが、アフリカ系アメリカ人として初めて新20ドル札紙幣に選ばれたと言われたら
「え、そんなすごい人なの?」
ってなりますよね。
日本でいえば「夏目漱石」や「樋口一葉」、「福沢諭吉」なんかと同じくらいすごい人って事ですね。
では、ハリエット・タブマンとはいったい何をした人なのでしょうか?
アメリカのメリーランド州で黒人奴隷の子供として生まれ、なんと5歳からメイド兼子守として働き始めたという事なんです。
今の日本人では考えられないですよね?まだ小学校に上がる前から働かされるなんて…
1844年には同じ奴隷のジョン・タブマンと結婚をします。
しかし、1847年に奴隷主が死に彼女と夫は奴隷としてまた売り払われる事になるんです。
脱走を試みるハリエットとは裏腹にジョンはそれを渋り、ハリエットは夫を残して北部のフィラデルフィアに逃亡するんですね。
そして、そこで奴隷解放運動の非合法組織「地下鉄道」を支援していたクェーカー教徒にハリエットは助けられるんです。
そして彼女は「地下鉄道」という黒人奴隷を自由にするための活動組織に加入し「車掌」として先頭に立って黒人奴隷を300人近く自由の身にする事に成功するんです。
その功績から「女モーセ」や「黒人のモーセ」とも呼ばれるまさに黒人奴隷にとっての「救世主」的な存在になるんです。
そして2020年アメリカでは南北戦争時代のハリエットの功績をたたえて、新20ドル紙幣に採用する事を決めたんです。
映画「ハリエット」あらすじ
既に前述でハリエット・タブマンの実績はご紹介いたしましたが、映画ではどのようなあらすじになっているのかを見てみたいと思います。
1849年のアメリカメリーランド州、ブローダス家が所有する農園で幼いころから奴隷として過酷な労働を強いられてきたハリエット(シンシア・エリヴォ)はいつの日か、自由の身になりたいと願っていました。
ある日、奴隷主のエドワードが急死します。
借金の返済に困っていたブローダス家はハリエット達奴隷を売る事に決めます。
家族との永遠の別れを決意したハリエットは脱走を決意するんです。
そして、奴隷制が廃止されたペンシルベニア州フィラデルフィアを目指して旅に立ちます…
映画「ハリエット」の海外の評判やネタバレ
日本では3月27日から公開の映画「ハリエット」ですが、海外では既に公開されており、評判はどうなのでしょうか?
ロッテントマトから見てる事にします。ロッテントマトとはアメリカの映画批評サイトで映画の面白さを図る上でとても役に立つサイトです、批評家や一般のレビューもあり多くの映画人が参考にしております。 評論家の点数は73%と少し厳しめですが、一般のユーザーの評価は97%とかなり高評価ですね!
次に IMDbの方はどうでしょう?IMDbとは、Amazonから提供されているインターネット上での映画のデータベースになり、洋画作品などはこの数値を見て星が多いほど評価が高い映画だといえます。 こちらは星10点満点中6.4と厳しめの評価ですね。トータルで考えると批評家は厳しめで一般の人には面白い映画だと言えると思います。
海外の批評家やユーザーの口コミコメントはどうなのでしょうか?まずは良いコメントからご紹介します!
「この映画はハリエットを現実的に表現しており、映画として誇張していない点がすばらしい。」
「シンシア・エリヴォの演技はとてもパワフルで魅力的!」
「シンシア・エリヴォはハリエットの痛み、悲しみ、決意をとてもうまく表現していた」
さすが、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされるだけあって、シンシア・エリヴォの演技への評価コメントが多かったです!
それではマイナスなコメントはどうなのでしょうか?
「女優で監督のケイシー・シモンズはこの残忍な物語をうまく表現できてない、キャラクターも平坦でつまらない」
「この映画は間違っています、ハリエットは実在の人物ですがこの物語は完全なフィクション」
「とても残念、あまりにも歴史を浅く捉えていて、フィクションになってしまっている」
実際の事柄をうまく映画では表現できなったんでしょうかね、フィクションに成り下がってしまっているという評価が多く見受けられました。
そして、ネタバレになりますが
ハリエットの最期はどうだったのでしょうか?
黒人奴隷解放運動に明け暮れ、その後は黒人と女性のための権利活動家として生きました。
1869年には自叙伝「ハリエット・タブマンの生涯の情景」という本を出版しています。この本は日本では和訳出版されておりませんが、「ハリエット・タブマン」について書かれた本は楽天でも購入できますよ!
ハリエット・タブマン 「モーゼ」と呼ばれた黒人女性 [ 上杉 忍 ] 感想(0件) |
ハリエットは高齢になるとニューヨーク州オーバーンに拠点を構えて1908年に身寄りの無い元奴隷を住まわせる施設を作ります。
そして1913年、肺炎により93歳の生涯を閉じたのでした。
アカデミー賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされた主題歌がすごい!
この映画のもう一つの売りは主題歌です。
シンシア・エリヴォによる「スタンド・アップ」という主題歌がノミネートされたんです。
その「スタンド・アップ」がこちら
めちゃくちゃいい曲ですよね、ピアノが感動を誘います!
サントラも発売しているのでチェックしてみましょう!
感想(0件) |
映画「ハリエット」はどんな映画なの?
「プレイヤー 死の祈り」(1997年)の監督である、ケイシー・レモンズによる、奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの伝記映画です。
主演をミュージカル女優のシンシア・エリヴォが務め、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞の主演女優賞と主題歌賞にノミネートされました。
予告編と作品概要はこちはら
タイトル | ハリエット |
原題 | Harriet |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2019年 |
上映時間 | 125分 |
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。うろたんでした!
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