ドゥニ・ビルヌーブ監督が描くSF超大作「DUNE デューン 砂の惑星」。
これまで、名監督たちが幾度も映像化に挑みましたが、誰一人満足ゆく映画にはなりませんでした。それは、原作小説の「砂の惑星」がとてつもなく重厚な内容から映画のような短時間で描くのには無理があったのです。
名匠ドゥニ・ビルヌーブがメガフォンを取り驚くほど原作に近い映画に仕上げました。
ドゥニ・ビルヌーブ監督の代表作は、「メッセージ」(2016年)「ブレードランナー 2049」(2017年)とSF未来物に特化しているので期待出来ます。
映画「DUNE/デューン 砂の惑星」あらすじ
地球以外の惑星に移住する未来の人類。皇帝の命令により惑星デューンを統治するよう命じられたレト・アトレイデス公爵は、妻のジェシカと息子のポールを引き連れデューンに乗り込みます。
デューンでは、抗老化作用のある秘薬「メランジ」が生産されていました。
実は、皇帝とメランジの採掘権を持つハルコンネン家の陰謀からアトレイデス公爵は殺されてしまうのです。
息子ポールは、難から逃れ原住民フレメンに紛れて亡き父の復讐を誓いアトレイデス一家復興の機会を伺うのでした。
予告編はこちら。
映画「DUNE/デューン 砂の惑星」キャスト
【アトレイデス家】
全宇宙から命を狙われる侯爵の息子 ポール・アトレイデス – ティモシー・シャラメ
侯爵の妻/ポールの母 レディ・ジェシカ – レベッカ・ファーガソン
陰謀に巻き込まれ殺される レト・アトレイデス公爵 – オスカー・アイザック
メンタート(助言者)のスフィル・ハワト – スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン
医師のウェリントン・ユエ博士 – チャン・チェン
戦士のガーニー・ハレック – ジョシュ・ブローリン
剣士のダンカン・アイダホ – ジェイソン・モモア
帝国の真実を語るベネゲセリットの教母 ガイウス・ヘレン・モヒアム – シャーロット・ランプリング
【ハルコネン家】
ウラディミール・ハルコネン男爵 – ステラン・スカルスガルド
公爵の甥 ラッバーン – デイヴ・バウティスタ
メンタート(助言者)のパイター・ド・ヴリース – デヴィッド・ダストマルチャン
【フレーメン】
ポールの夢の中に出てくる謎の女 チャニ – ゼンデイヤ
部族長 スティルガー – ハビエル・バルデム
映画「DUNE/デューン 砂の惑星」原作
原作小説は、フランク・ハーバートのSF小説「デューン/砂の惑星」シリーズです。
「デューン/砂の惑星」(”Dune”:1965年)は、SF小説の大賞のヒューゴー賞とネビュラ賞をW受賞。さらに毎年行われる日本SF大会参加登録者の投票により選ばれる星雲賞長編部門を受賞しています。
ハヤカワSF文庫から、矢野徹翻訳で出版されたものは全4巻ですでに絶版しています。初期版の挿絵は、石ノ森章太郎が表紙や挿絵を担当していたとか。
2016年には、酒井昭伸による新訳版が、登場し上中下の全3巻で発売されています。
砂の惑星シリーズは、「砂漠の救世主」「砂丘の子供たち」「砂漠の神皇帝」「砂漠の異端者」「砂丘の大聖堂」と次々に出されました。
続編も構想されていたようですが、ハーバートが1986年に死去したため全6作になっています。
「デューン/砂の惑星」の世界観は、「スターウォーズ」の世界観にもよく反映されています。
未来のことなのに中世を思わせたり、荒涼とした砂漠の惑星がよく描かれているのもにていますね。また、「ナウシカ」に登場するオーム(王蟲)のもとは、サンドワームであることは、ほぼ間違いないでしょう。
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映画「DUNE/デューン 砂の惑星」映画はどこまで描いている?
※画像引用 https://wwws.warnerbros.co.jp/dune-movie/
映画「DUNE/デューン 砂の惑星」は、二部構成になっています。
原作小説の「デューン/砂の惑星」の半分ほどの話が今回公開されるわけです。
つまり、ハヤカワSF文庫版(旧全4巻)となった1巻目と2巻目まで。
あらすじのアトレイデス公爵が陰謀のため殺され息子ポールがフレーメンに潜むところまで描かれているようです。
もちろん、後編はポールがフレーメンを率いて皇帝とハルコネン家に復讐の反旗を翻す結末を描いていると思われます。前編・後編を鑑賞しないと完結しない映画です。
ドゥニ・ビルヌーブ監督は、三部作の構想があり3本目は、「デューン/砂漠の救世主」で予定しているようです。
はるかかなた宇宙の果てでくりひろがれるSF叙事詩。
壮大な物語の始まりでしょうね。
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