ジブリ映画「コクリコ坂から」原作や脚本小説との違いは?あらすじやネタバレ感想を紹介

2020年8月21日の金曜は金曜ロードSHOW!(金曜ロードショー)のアニメウィーク最終日。

ラストを飾るのは映画「コクリコ坂から」です。

映画「ゲド戦記」で酷評を受けてしまった監督、宮崎吾朗さんが再びメガホンを取った作品です。

映画「コクリコ坂から」は「ゲド戦記」とは違い、国内外で評価を受け、成功したといえる作品になりました。

また、脚本を宮崎駿さんが務め、親子で取り組んだ作品としても話題を呼びました。

「なかよし」にて連載されていた漫画を原作としているのですが、その内容は大きく異なっています。

脚本を執筆した宮崎駿さんの強い作家性が反映された作品になっており、それが評価につながったのかもしれません。

一方でここまで改変するのでは『コクリコ坂から」である意味がなくなってしまうという声も上がっており、良作ながら賛否の分かれるジブリ作品であることも事実です。

今回はそんな映画「コクリコ坂から」についてご紹介したいと思います。

映画「コクリコ坂」を含めてジブリ作品は動画配信サービスでは視聴する事が出来なくて、ブルーレイでコレクションをするかレンタルする方法に限られています。

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ジブリ映画「コクリコ坂から」あらすじ原作との違い

「なかよし」にて1980年より佐山哲郎さん原案で約半年間連載されていた漫画、「コクリコ坂から」は2011年のジブリ映画とは物語や脚本が大きく異なっています。

様々な相違点があるのですが、私が思うにもっとも大きな違いは学生たちの決起の理由でしょう。

「コクリコ坂から」では高校生たちによる学生運動を背景に、主人公二人の恋愛模様を描いていくのですが、佐山哲郎さんによる漫画と宮崎駿さんによる脚本や小説版では、運動の動機が大きく異なります。

どちらの作品でも生徒会長の水沼史郎と新聞部部長の風間俊が決起の中心人物となるのですが、原作では制服廃止反対を、映画・小説版では歴史ある建物「カルチェラタン」の建て直し反対を主張して決起するのです。


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風間俊や水沼史郎は原作では賭け麻雀で負けこんだお金を取り戻すために、自作自演の事件を起こして学生新聞の売上を伸ばそうとするなど、不良少年のようなキャラ付けがなされています。

もちろん制服廃止運動もその一環で生徒たちを扇動しただけであり、イデオロギーなどあったものではありません。

また、主人公の小松崎海は両親不在の家族を切り盛りするしっかりした女子校生ながら、料理が苦手だったり、男子学生を怒鳴りつける男勝りな性格であったりと清純なキャラクターではありませんでした。

一方ジブリ版ではキャラクターたちは皆、美化されてジブリらしい清純な物語に変わっています。

映画、小説で生徒たちが守ろうとする建物「カルチェラタン」は明治末期に建てられた由緒ある男子学生の部室棟です。

正式名称は「清涼荘」で、様々な部が雑然と混在する魔窟となっております。

「カルチェラタン」とはフランスの地名で、1960年代に学生運動の中心地となった場所です。

映画オリジナルの建物ながら、物語の中心となる上、まるで九龍城のような雑然とした内部の様子はアニメーションを魅力的にしていました。

風間俊も水沼史郎も賭け麻雀など興じない真面目な生徒になっており、純粋に由緒ある建物の保全という義によって学生運動を発起しています。

主人公の小松崎海は松崎海へと名前が変わっており、家事への責任感の強い純情な女子校生として描かれています。

原作では学生運動騒動は失敗し、制服の撤廃は成し遂げられませんでしたが、ジブリ版では建物の保全は受け入れられ、無事「カルチェラタン」を守り抜くことが出来るのです。

ジブリ映画「コクリコ坂から」何故原作を改変したのか?

原作は風間瞬と小松崎海の恋愛模様をメインに描いており、学生運動は数ある事件の内の本の一つに過ぎませんでした。

一方、ジブリ版では「カルチェラタン」保全がメインのストーリーになっており、その運動の中で風間瞬と松崎海が想い合っていく形になっています

私はここに宮崎駿さんのメッセージを感じます。

宮崎駿監督の出世作「風の谷のナウシカ」や傑作「もののけ姫」に見られるように、監督の作品の根底には「大切なものを守るために戦う」という物語があります。

監督自身、学生時代に激化していた左翼運動に傾倒していたり、高畑勲さんと労働組合で激しい活動を行ったことがあったりと戦いの人生を歩んできています。

自然を守るとか、文化を守るというのは並大抵のことではありません。

常に誰かそれを脅かすものが存在し、抵抗し続けなくてはならないのです。

また、その抵抗は武力によるものではあってはいけません。

武力で争い、相手を傷つけて勝ち取るのでは怨恨を残し、将来の新たな争いの可能性となってしまいます。

ナウシカのように敵にも味方にも正体不明のものにも慈愛を持って接し、わかり合おうとすることによってはじめて大切なものを守り切ることが出来るのです。

ジブリ映画「コクリコ坂から」で生徒たちが取った行動はバリケードをつくることでも、ゲバ棒を振り回すことでもなく、「カルチェラタン」を掃除するというものでした。

相手が何故建て替えたいと思っているのかを理解した上で、それを解決するための行動したからこそ誰もが納得の行く形で「カルチェラタン」を守り抜くことが出来たのです。

宮崎駿さんは「コクリコ坂から」を通して対話を通じて守り抜くことの強さや大切さというものを伝えたかったのだと思います。

だからこそ原作を改変し、メッセージが伝わりやすくなるよう変えたのではないでしょうか。

ジブリ映画「コクリコ坂から」ネタバレ感想

ジブリ映画「コクリコ坂から」の見どころはなんと言っても魔窟カルチェラタンです。

ジブリならではの作画力を生かして描かれる魔窟は迫力があります。

架空の存在ながら一度でいいから言ってみたいと思わせるような魅力的な建物です。

「コクリコ坂から」の設定資料集「コクリコ坂から(ロマンアルバム)」ではカルチェラタンの配置図の他、部の内容や部員の設定など細かいところまで見ることが出来ます。

カルチェラタンに魅力を感じた方は一度読んでみてはいかがでしょうか。

一方、松崎海と風間瞬の恋愛模様は少し雑に描かれているように感じました。

二人が惹かれ合う過程は大変丁寧に描かれており良かったのですが、中盤あたりから出てくる二人の異母兄弟疑惑が唐突に回収されてしまうのが残念でした。

結局二人は異母兄弟ではなかったのですが、それは終盤帰宅した母によって突然に告げられます。

疑惑が立ち上がる過程が丁寧でうまかった分、解決するのがあまりにあっけなさすぎた気がします。

まとめ

ジブリ映画「コクリコ坂から」は原作に宮崎駿さんのエッセンスを加えてメッセージ性の強いものへと改変した作品でした。

ジブリ映画ならではの圧倒的な作画なども楽しむことの出来る作品になっております。

しっかりじっくり鑑賞したいという方はぜひブルーレイでの鑑賞をオススメします。

また、設定資料集や小説版などを読めば作品世界に更に深く没頭することが出来ますので、もっと「コクリコ坂から」を楽しみたいというにはおすすめです。

映画「コクリコ坂」を含めてジブリ作品は動画配信サービスでは視聴する事が出来なくて、ブルーレイでコレクションをするかレンタルする方法に限られています。

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うろたん
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最後まで読んでいただきありがとうございました!ジブリ作品に関してはこちらでも紹介しております!

 

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3歳の父親であり、音楽活動をする傍ら映画や本、サウナにどっぷりハマっております!ミュージシャンとしてはベーシストであり作曲、プロデューサー業をしており、バンド活動も久々に開始いたしました。映画や本、サウナが好きな方に少しでもためになる情報をお届けしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。