公開が延期されていた映画「糸」の正式公開日8月21日が迫ってきました。
平成を代表するシンガーソングライターの一人中島みゆきさんの楽曲をモチーフに、平成という一時代を振り返るような作品です。
映画「糸」のストーリーは圧倒的な自然に囲まれた、「試される大地」北海道から始まります。
ロケには北海道の絶景スポットなども使われており、その雄大な風景も魅力の一つといえるでしょう。
中々気軽に遠出が出来る状況ではありませんが、映画のロケ地を巡って、追体験をしてみるのも一興ではないでしょうか。
今回は映画「糸」を最大限楽しむために、映画「糸」北海道のロケ地は美唄?帯広?湖はどこ?沖縄の撮影場所も紹介いたします。
映画「糸」主人公二人の故郷北海道
映画「糸」のストーリーは北海道に住む二人の少年と少女が出会うところから始まります。
13歳の少年高橋漣(菅田将暉)は義父から虐待を受けている同じ歳の少女園田葵(小松菜奈)を助けるために、彼女を連れ出して駆け落ちを試みます。
しかし幼い二人の駆け落ちはあえなく失敗し、両親の元へ連れ戻されることになってしまうのです。
その後、漣は再び葵に会いに行こうとしますが、彼女は母に連れられて東京へと旅立ってしまっていました。
想い合う二人はここで離れ離れになってしまうのです。
思春期の二人の間に思いが芽生える地、北海道。
ここでは主人公たちの青春を彩る場所をめぐることが出来ます。
中でも多数の目撃証言があった場所が北海道のハンバーガーチェーン「ラッキーピエロ函館駅前店」です。
こちらは北海道のティーンの間で人気のお店。
中学生の二人が立ち寄るシーンがあるのかもしれませんね。
北海道函館市末広町8−11にあるお店ですので、ぜひ訪れてハンバーガーを食べてみてはいかがでしょうか。
また美唄市の自衛隊駐屯地目の前にある団地にても目撃証言がありました。
こちらは普通の団地ですので住所は控えますが、駐屯地周辺を散策すれば映画と同じ風景に巡り会えるのではないでしょうか。
美唄から函館までは電車で4時間ほどのかかる距離です。
美唄に住む二人が駆け落ちのために函館まで行き、函館港から船に乗ろうとしたということでしょうか。
その際に寄ったのがラッキーピエロだったということかもしれませんね。
映画「糸」一人は故郷に残り、一人は南へ旅立った
二人は離れ離れになり別々の道を歩んでいました。
漣は学校を卒業後、幕別にあるチーズ工場で勤務をはじめます。
一方、葵は母とともに東京に移り住み、そこで水商売の世界に入ってきます。
職場で知り合ったファンドビジネスの社長水島大輔(斎藤工)と知り合い、恋に落ちるのです。
そして二人は付き合うようになりますが、水島の会社がリーマンショックにより倒産してしまい、彼は葵を残して沖縄へといってしまいます。
しかしその後葵は水島を追って沖縄へやってくるのです。
二人は沖縄で一緒に暮らすことになります。
そんなこんなで駆け落ち騒動から8年が経ちました。
友人の結婚式で漣と葵は偶然再会するのです。
漣は葵のことを想い続けていました。
運命的な出会いにはなりましたが、もうすでに葵のとなりには水島がいました。
水島の存在を知り、漣は自分の気持ちに蓋をしてそっと身を引きます。
それから漣は同じ職場に勤める女性桐野香(榮倉奈々)と距離を縮め、付き合うことになるのです。
成長した蓮が暮らす街が帯広です。
帯広ではいなり小路というレトロな飲み屋街にて撮影の目撃証言がありました。
青年になった漣とその友達たちはここで酒を飲み交わし夢を語らったり、恋をしたりしたのでしょうか。
雰囲気のある小道で、まるで映画の世界のよう。
どこか懐かしさを感じる大変エモいスポットになっております。
北海道帯広市大通南8丁目11
また漣が勤めることになるチーズ工房はNEEDSという実在の工房で撮影されています。
こちらでは映画「糸」の聖地として映画を紹介するパネルを展示したり、映画のポスターと同じ構図で写真撮影が出来るコーナーを設けたりしています。
聖地巡礼ではぜひ訪れて映画の追体験を楽しんでみてください。
北海道では他にも函館にある大沼国定公園もロケ地に選ばれたようです。
大沼湖、小沼湖、蓴菜沼という美しい湖が存在する巨大な公園です。
真っ青な美しい湖はまさに圧巻。
まさに夏の北海道といえるスポットですのでぜひ訪れてみてください。
一方葵はというと、北海道を発った後、最南の県沖縄へと移り住むことになります。
沖縄では今帰仁村(なきじんそん)という場所をロケ地に撮影を行っていたようです。
大型の商業施設や娯楽施設がなく、豊かな自然の残る昔ながらの沖縄らしさを味わうことの出来る場所です。
社会の荒波に飲まれ、一度狂ってしまった人生をやり直すために、水島はこの美しくも静かな村を拠点に決めたのでしょうか。
映画では沖縄ならではの大きな墓の前でシーミーを踊るシーンも存在します。
この特徴的なお墓は沖縄の各地で見ることが出来ますので、訪れた際にはぜひ気にかけてみてください。
お墓ですからあまりおおっぴらに写真をとったりは出来ませんが・・・。
映画「糸」二人の運命はいかに
それぞれに大切なパートナーを見つけ、幸せな人生を歩んでいけそうな二人でしたが、ここから先さらなる苦難にみまわれることになります。
人生は青春のキラキラした日々だけでは終わらないのです。
子供時代に出会い、一度は想いあった二人。
大人になっていろいろな経験をして、少しずつ変わっていきました。
遠い地にいる、少し変わってしまった二人の運命がぶつかることは果たしてあるのでしょうか。
もし再会できたとして、どのような会話がかわされるのでしょうか。
皆さんにもきっと学生時代に付き合っていた人や大切な思い出というものがあるでしょう。
大人になってからそんな宝物を再び拾うことがあったら?出会うことがあったら?
想像するとなんだか胸のあたりが切ないような、ワクワクするような気がしてきませんか?
映画「糸」はそれぞれ別々の道を歩んできた恋人たちが十数年越しの運命を成就させるまでの道筋を描いたストーリーです。
特に平成で青春時代を送ってきた30代の皆様にはジャストミートな作品かと思われます。
是非とも劇場で見て、漣と葵の行く末を自分の目で確かめましょう!
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楽天では小説版の「糸」が発売しているので映画の前に読むのも良いですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!うろたんでした!
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