ビジネスで成功することを夢みてニューヨークに出てきた若者が、厳しい現実に直面。
しかし、新たにバーテンダーという職業で開花。
自分の店を持つ計画を立てながら紆余曲折の末に、人生に大切なものは何なのかを学んでいく物語です。
監督は「リクルート」や「スパイ・レジェンド」のロジャー・ドナルドソン。
主演は「トップ・ガン」の大ヒットで、既に人気俳優の仲間入りを果たしていたトム・クルーズ。
ベテランのバーテンダー役で「愛は霧のかなたに」のブライアン・ブラウン、主人公と恋に落ちる女性役で「ベスト・キッド」、「リービング・ラスベガス」のエリザベス・シューが出演しています。
映画の中でトム・クルーズとブライアン・ブラウンがカクテルを作る時に見せる、フレアバーテンディングと言われるパフォーマンスが話題を集め、当時バーテンダーブームを巻き起こしました。
映画「カクテル」あらすじは?
軍人を辞め、成功と富を求めてニューヨークへ来たブライアン・フラナガン(トム・クルーズ)。
しかし、学歴の乏しいブライアンの就職活動は難航します。
仕方なく、まずはアルバイトをしながらビジネススクールに通うことにしました。
あるバーで仮採用されたブライアンですが、バーテンダーの経験が全くない彼は次々に入る注文をこなすのに四苦八苦。
注文されるカクテルのレシピも知らず、逆にお客に聞く始末。
それでも年上でベテランのバーテンダー、ダグ(ブライアン・ブラウン)に助けられながら、そのバーで働き始めます。
ダグから教育を受け、ブライアンは立派に仕事をこなすバーテンダーになり、次第にダグとも仲良くなりました。
二人はお金を貯めて何時か自分たちのバー、「カクテルズ・アンド・ドリームズ」を持ち、全国的にお店を展開しようと話します。
ブライアンとダグが、カクテルを作る過程で繰り出す息のあった派手なパフォーマンスに、お客たちは大盛り上がり。
二人はニューヨークで流行りのナイトクラブにスカウトされ、そこで人気のバーテンダーになりました。
そのクラブに来ていた富裕なカメラマンのコーラルに見染められたブライアンは、彼女と付き合い始めます。
しかし、ダグにコーラルを寝取られ、ブライアンとコーラルの関係は終わり、ダグとも大喧嘩。
ブライアンはニューヨークを離れ、単身ジャマイカに渡りました。
そこでバーテンダーをしながら、何時か自分の店を持つための資金を貯めていくブライアン。
予告編はこちら。
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映画「カクテル」のネタバレは?
映画「カクテル」のネタバレは?
ジャマイカで同じくニューヨークから遊びに来ていたジョーダン(エリザベス・シュー)に出会います。
会ったその日から、お互い魅かれ合うブライアンとジョーダン。
二人は急速に親しくなり恋人同士になります。
そこに、ダグが若くてお金持ちの結婚相手を連れて現れました。
ある夜バーで働くブライアンは、ダグに、バーにいたお金持ちの年上女性ボニーを口説き落とせるかという賭けを持ちかけられます。
その賭けに乗ったブライアンは、ボニーを上手く口説き、その夜、彼女のホテルの部屋に行ってしまいました。
その現場を目撃してしまったジョーダン。
ショックを受けた彼女はブライアンに別れも告げずにニューヨークへ帰ってしまいます。
ブライアンもボニーと一緒にジャマイカを離れニューヨークへ戻りました。
ボニーの計らいで念願のビジネスマンに、そして彼女との裕福な暮らしが始まりました。
しかし、ボニーとの関係は長続きせずにふたりは破局。
そこでブライアンは、ジョーダンが自分にとってどれだけ大切な存在だったかに気がつき、よりを戻そうとジョーダンに会いに行きました。
ジョーダンはブライアンの子を身ごもっていることを告げますが、ダグとの賭けなどで、彼が他の女性とも関係を持ったことを許せない彼女は、よりを戻すことを拒否します。
それでもジョーダンを諦め切れず、彼女の家を訪ねたブライアンは、ジョーダンが裕福な家の娘だったことを知ります。
彼女の父親からは多額の小切手を手渡され、ジョーダンにはこれ以上近づかないように言われました。
一方、ダグの結婚生活も上手くはいっていませんでした。
妻のお金で始めた店も、投資にも失敗、多額の負債を抱えたダグは自ら命を絶ってしまいます。
ブライアンはダグが彼に残した手紙を読み、人生を見直します。
再び強引にジョーダンの家に押しかけ、お金も家柄も関係なく、ただ純粋にジョーダンを愛していると話すブライアン。
その彼の姿に心を打たれたジョーダンは父親の制止を振り切り、ブライアンと共に家を出て行きました。
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口コミは?
今年もマリブの大会あるんだー🌴✨
フレアバーテンディングに興味ある方オススメだよ☺️映画カクテルのトム・クルーズがやってたような、ボトルを投げたりしながらカクテルを作るのです。
観てみたい方連絡ください🙌https://t.co/PQV0cmmCRI
— aska tsubaki (@aska1010) April 19, 2019
挫折を味わいながらも、人生にとって何が大切なんだろう。ビンを回しながら考えてみよう。
映画「カクテル」最後はどうなる?
ブライアンとジョーダンは結婚。
ブライアンは叔父の資金援助もあり、念願の自分の店を開店。
店名はもちろん、「カクテルズ・アンド・ドリームズ」。
仲間に囲まれ、新しい人生をスタートさせた幸せいっぱいのブライアンとジョーダンでした。
様々な夢や野望はあっても簡単に成功と富を手にすることは難しく、ならば、まずお金持ちの女性を見つけて、、、と言う結論に行きついてしまうブライアンとダグ。
その結果、自らの身を滅ぼす形になったふたりですが、ブライアンはダグの自死によって、お金よりも大切なものに気が付き、手遅れになる前に人生を立て直しました。
鮮やかなフレアバーテンディングも楽しめる一方で、「お金はあるに越したことはないが、お金が全てではありません」という教訓も得られる映画です。
トム・クルーズ主演作品はこちらでも紹介しています。
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