
映画8本目はNetflixで配信が始まった、アイリッシュマンです。
マーティン・スコセッシ監督作品で、ロバート・デニーロ、アル・パチーノ、ショー・ぺシ出演のマフィア映画です。
いや〜、重厚で上質な映画でした。
ロバート・デニーロとアル・パチーノが一緒にマフィアモノをやるだけでも
感動なのに、3時間以上という長編映画というのもすごい!
どうしてもゴッド・ファーザーと比べてしまいますね。
主人公はロバート・デニーロなんですけど、彼がマフィアの殺し屋として
晩年を迎えるまでの回顧録で、日本で言えば北野武監督のアウトレイジといった
所でしょうか。
仲間との信頼あり、裏切りありのスリリングな内容が3時間という長さを
長く感じさせません。もう一点すごいのが時代をまたぐ話なのでデーニーロが
若かったりするんですよ。CGの技術で若く見せたりするのがとても効果的に
使われてました。役者も相当演技で年齢を見せる所が随所に見てとれました。
さすが超一流の俳優人ですね。
デニーロとパチーノが抱き合うシーンはもう感動ものでした。
昔、ヒートという映画でも競演しているのですがその時は一緒に撮影していないという
うわさもあり、この歳になってやっと二人のシーンを観る事が出来て良かったです。
作品についての座談会映像もあってそれも必見です!
やっぱり映画はこうでないと!
★★★★
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アイリッシュマンはアカデミー賞を受賞できるのだろうか?
2020年アカデミー賞で9部門10ノミネートの「アイリッシュマン」ですが、アカデミー賞は受賞できるのでしょうか?
Netflixが映画界からは嫌われているというのはスティーブン・スピルバーグ監督の発言などで話題になって周知の事だとは思いますが、それでも10ノミネートで1つも受賞しないって事はさすがに無いのではと僕個人は思っています。予想としては
- 助演男優賞…アル・パチーノ
- 脚色賞
あとは監督賞ももしかしたらマーティン・スコセッシ取れるかも…ってところですがね。
何故かこの映画は急に評価が失速してしまって、ゴールデングローブ賞や他の前哨戦でも「1917 命をかけた伝令」や「パラサイト」に負けてしまっているんですよね。
(何か見えない力が働いているのか!?)
マーティン・スコセッシ監督とロバート・デニーロのタッグは「タクシードライバー」に始まり、「レイジング・ブル」「グッドフェローズ」「カジノ」と名作ばかり生み出していて今回の「アイリッシュマン」も名作として名を残す事でしょう。
ただ、今回はいい作品が多すぎる気がするんですよね。「パラサイト 半地下の家族」とか韓国映画まで入ってきているし、かなり接戦の戦いじゃないかと思いますよ。
僕の2019年の映画ではベスト1位なので、是非とも作品賞を受賞してほしいところですが、なかなか難しそうですね。Netflixの映画も「マリッジ・ストーリー」がノミネートされていてこちらも名作なので競争激化しそうです。
昔ながらのマーティン・スコセッシ節が仇となるか?
まだ観ていない人は予告編をご覧ください。
観ていただけるとなんとなくわかると思うのですが、もう、本当にマーティン・スコセッシ監督の映画だなって感じなんですよ。好きな事自由にやって作ったぞ!的な。
よく言えば「古き良き大作映画」なんですが、悪く言えば「古臭く、硬派すぎる」というんですかね。
僕はマーティン・スコセッシ映画大好きなので、最高に楽しめるんですが最近のハリウッド映画に慣れている人からすると、ちょっと間の取り方とか編集が「だら~っと長い」と感じちゃうかもしれないですよね。
バンバン展開が変わる映画に慣れているとちょっと見るのが疲れちゃうかもしれないです。
この感じが「アカデミー賞映画っぽい」と認識されればいいところまで行けるんですが、「古臭い」となると下手すると1個くらいしか受賞できないもしれないですね。
アカデミー賞楽しみですね~予想ブログ書いちゃおうかな(笑)
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