映画㉓ ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド~チャールズ・マンソンとの関係解説

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          ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

映画㉓本目は1月10日にブルーレイ、DVDも発売になったワンスアポンア

タイムインハリウッドです。なんせタイトルが長いですよね(笑)

まずおススメ度は

★★★★…観て損は無し!

さて、この作品は日本では2019年の8月30日に公開されたのですが、

僕は公開初日に映画間に観に行きました。なんといっても監督がクエンティン・タランティーノで主演がレオナルド・ディカプリオとブラット・ピットですからね。

初共演でこんな豪華な組み合わせはないんじゃないかな。

しかも「パルプ・フィクション」や「レザボア・ドッグス」で有名な鬼才タランティーノが監督なんだから観ないわけないですね。


まず、タランティーノ映画にはそれぞれ過去に出演をしていて、ディカプリオは2012年の映画「ジャンゴ 繋がれざる者」でカルヴィン・キャンディ役として最高の悪役を演じていました。ゴールデングローブ賞助演男優賞のノミネートやナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 助演男優賞受賞もしています。

ブラット・ピットの方は2009年に「イングロリアス・バスターズ」でアルド・レイン中尉役をやっており、かなり癖のある役どころでしたね。

ということでワンハリに戻りますが、舞台は1969年のハリウッドが舞台です。

日本人にはまず、この辺りのアメリカについての知識が無いと楽しめないという

大きな壁があります。

1969年という年は1月にリチャード・ニクソンが第37代アメリカ合衆国の大統領に就任した年です。この人はどうしても1972年のウォーターゲート事件のイメージが強いですが、ベトナム戦争でのベトナムからのアメリカ軍の完全撤廃をしたりと良いこともしてます。他にもアポロ11号が7月20日に人類初の月面有人着陸をはたしたりと、すごい事がけっこう起こってるんですよ。そういう背景の元にこの映画は作られております。

そして直接的に関係する大きな事件としてはチャールズ・マンソン・ファミリーによるシャロンテート襲撃事件です。これを知らないとこの映画を楽しめないと言っても過言ではありません!キモです!(きっとこれを知らずにディカプリオとブラット・ピットが出てるからかっこいい映画でデートにも最適!といった気持ちで観に行ったカップルは痛い目を見たはずです(笑))

という事で、未見の方は是非ここから先を読んでくださいね。

まず、チャールズ・マンソンて誰?ってとこから、今までのブログにも書いてきましたが僕の得意分野です(笑)

簡単に説明すると、アメリカのカルト集団のリーダーです、日本でカルト集団というと

オウム真理教が有名ですが、その先駆けといったところでしょうか。

家出少女を集めて最初はコミューンを作り、当時流行していたヒッピー文化を取りいれ、音楽、ドラッグを巧みに使い信者を増やしていき、人種間戦争が起こるという予言をするわけですね。このハルマゲドンを彼はビートルズの曲から「へルター・スケルター」と名付けました。

なんだか書いていて思いましたが、オウム真理教がやっていた事ってほんと近い事ですよね。

そしてマンソンは「聖書」を自分なりに解釈して女性は罪人だと信者に教えます

(信者も多くが女性なのにね)。

そして1969年の8月9日に映画監督のロマン・ポランスキーの妻で女優のシャロン・テートを信者が襲撃して妊娠中だったシャロンテートを母子共に刺殺するんです、事件現場のロマン・ポランスキー邸のドアにはシャロンテートの血で「PIG」と書かれていました。

ロマン・ポランスキー監督というのは映画「ローズマリーの赤ちゃん」で有名な監督で

最近だと、「戦場のピアニスト」や「ナインスゲート」が有名ですかね。この「ローズマリーの赤ちゃん」の話題も映画には出てくるので観ておくとより面白いですよ。

そして妻のシャロンテートですが、こちらは「サイレンサー第4弾/破壊部隊」という映画がワンハリの映画の中でも出てくるですよ。しかもこの作品Amazonプライムビデオで配信レンタルできるんですよ。(すごい!Amazonプライムビデオ)ワンハリのせいか、DVDはプレ値になってて1万くらいするみたいですね。

という事で予備知識はこの程度あればまず、映画を楽しめるかと、

では映画の感想に戻りますが、レオナルド・ディカプリオが演じるのはリック・ダルトンというかつての西部劇スターです。さきほどのヒッピー文化もそうですが、この時のアメリカは新しい文化が続々と生まれるタイミングで、ハリウッドも時代の流れに逆らえず、映画も変わってくる時代だったんですね。かつての西部劇スターは1969年には落ち目になってて、まともな役ももらえない状況が続いていたんです。そしてそのリック・ダルトンのスタントマンをしていたのが、ブラット・ピットが演じるクリフ・ブースです。この二人は兄弟のようにお互いを信頼し合う仲なんですね。

リック・ダルトンはハリウッドの豪邸に住んでいるんですが、ある日、隣に先ほど説明あロマン・ポランスキー夫婦が引っ越してくるわけです。

こうなると、話ががぜん気になりますよね。

タランティーノ監督がすごいのは、映画の冒頭から1時間くらいけっこう時間を使ってこの辺りの場面描写を観ている人に映像で説明しているんです。1969年ってどんな時代だったんだろうなぁ~というのが、最初の1時間でなんとなくわかってきます。

そこがわからないと1時間たいして事件も起きないしたいくつ…となってしまうので

要注意です。

たっぷり1969年のハリウッドを堪能してからいろいろな事が起こってきます。

実はその中にも伏線がいくつもあって回収に向かうんですよ。ゾクゾクしますね。

この頃のハリウッドでどんな俳優が活躍していたかがわかるのも面白いです。



中でもブルース・リーが出てくるのが最高に面白い。

ここからはネタバレを含みます。

クリフ・ブースがブルース・リーを痛めつけるシーンは圧巻です(笑)

これはブルース・リーのファンは大激怒しました。

この映画は161分と最近の映画としては長めの尺なんですが、最後の30分は急に

日時標記や場所の標記が手出来たりして再現ドラマみたいになってくるんですよね。

この辺りもタランティーノ監督の癖のある演出です。

なんでこんな演出にしているかというと、そう、シャロンテート殺害までのカウントダウン始まっているんですよ!

そして、ついに、マンソン・ファミリーがロマン・ポランスキー邸に到着!かと

思いきや、そこはリック・ダルトン邸だったんですね(笑)そこからのタランティーノ監督特有のB級映画演出は最高です!

マンソン・ファミリーぼっこぼこにするクリフ・ブースにとどめはリック・ダルトン

映画で使った火炎放射器(なんで家にあるのよ(笑))でこんがり焼いちゃうという演出!!これだけで2時間待ったかいがあったというものです。

シャロンテートの暗殺はこの映画では無かった事になるんです!

それだけでも救われた気持ちになりますよね。

しかも、最後にリック・ダルトンロマン・ポランスキー邸に招かれるっていう

エンディングもあって最高です。

さあ、第92回アカデミー賞も近づいてきてワンハリは作品賞にもノミネートされてます!受賞したらおもしろいんですけどね~。

★★★★

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